ある長い一日
台風が近づくと落ち着かないのがサーファーの宿命です。 年に数回しか波が立たない場所に台風からのうねりがヒットし、美しい形のグランドスウェルが姿を現す。そこは鎌倉の山をこえた所にあるちょこんと飛出た岬、稲村ガ崎です。沖から見るその半島の先の崖に松の木が数本、斜めに海側に生えている。その下に波が砕けて白波が数メートルも上がる。その風景は数百年も変わってないと思う。 サーファーや漁師しか見ることのできない古風な絶景でしょう。 そこに与作が行くには台風と仕事のタイミングが合わなければなりません。 たまたま磯子のショップと、岩槻のシート屋に出向く用があったのです。 湘南、横浜、岩槻の三箇所が高速道路で結ばれている。 迷っている暇はない深夜二時半に不眠のまま加須を出て、4時過ぎに稲村着。 三時間海に浮いてて、乗った波三本。こんなスポットはレベルが高いのでそれでも満足。帰途に仕事を済ませつつ、途中車内で仮眠。いつも通り午後三時に開店でした。 Oさん、V125到着しました。